乙妻山2318m
2011/02/20(ワシ、ハッシー、小泉)
去年途中一泊しても頂上を踏めなかった乙妻山へ日帰りリベンジ。昨日朝まで降雪あり、天気も最高。小泉先生も念願の初コース。みんなの気力十分だから絶対に成功間違いない
6:14 1140m戸隠大橋発
7:27 1600m佐渡山下鞍部
8:06 1360m氷沢川
9:14〜9:25 1760m
10:30 2250m稜線
10:44 2318m乙妻山
11:23 山頂発、滑降
12:06 氷沢川林道、シール
12:41〜13:03 1440m雪洞適地
13:35 佐渡山下鞍部、滑降
14:08 戸隠大橋着

佐渡山の登りにて。駐車が大変と思っていたがスペースはいつものように広く使えるようになっていた。6時前に着いたが2、3台しか停まっておらず、こんな日にみんな来ないのかなあ?まあその方がいいけど夜が明けて明るくなり6:14出発
 
まだ雪は硬い。前日のトレースがしっかり残る。そうか昨日も天気よかったから大繁盛だったかな。となるともうシュプールいっぱいで食い残しを滑るしかないかな

ラッセルがないのは実に楽だ。今日は長い行程だからあまり飛ばさないよう、でも快適に登りつめ450mを1時間ちょっと。佐渡山鞍部7:28通過。天幕一張り
 
シールを剥いで佐渡山大トラバース。アイスバーンの急斜面続きだったがチューンナップされたnew normalなら全然怖くない。だけどもう少し上部から巻いた方が楽だったかも
 
広い稜線を滑降。一部パウダーだが急にモナカになり慌てる
 
8:10氷沢川を渡る。去年より雪が少ない感じで、渡れるスノーブリッジが少ない
 
林道にはいあがり、まもなく北東斜面へと入り込む
 
出ました!山スキー聖地
 
ホント素晴らしい。なんとまっさらな雪面に、たぶんテントのパーティが今日つけたばかりのトレースのみ。完全パウダーと風とで昨日までのシュプールとかはすべて消えてしまったのかな
 
それにしてもラッセルに大感謝。去年は鞍部からずっとラッセルで苦しめられ登りはアイスバーンでシールもよく効かず途中で断念したのだった。今日は暖かくてシールもよく効き、何も考えずひたすら歩を進めればいいだけ。本当に楽だ。9:14〜9:25休憩1760m地点
 
延々とつづく登り。登り自体はもちろんつらいが雪の重さとか質が新潟とは全然違い快適そのもの。同じ雪という言葉でくくっていいのかねえ?って感じ
 
 
黒姫山もだいぶ低くなった

2000mを越えてから大きくトラバースで稜線へ。急斜面であり一番つらいところ
 
ついに稜線へ
 
10:30稜線2250m また別格の素晴らしい景色が展開。まるで昨日の山古志の山のようだ(←もっと適切な比較表現がないのか・・)

あとは稜線漫歩。気分も一気に楽に

高妻山
 
テントのパーティ。ラッセルのお礼をいうと「またお会いしましたね」と。なんと先週11日に守門でもラッセルしていただいた人たちだった。なんとまあ。本当にどうもありがとうございました。おかげでリベンジ果たせます
 
あと一登り。徐々に風が強くなってきたがたいしたことはない

10:44ついに乙妻山登頂、リベンジ達成。ラッセルがまったくなかったのとたぶんTLTシステムのおかげで、思ったよりずっと早く到着できた
 
小泉先生も到着。この山頂は狭くてホントにサミットらしくて、眺めも抜群
 
北アルプスをバックに。このあとワシにトラブル発生

妙高、火打
 
そして焼、雨飾。これらの山々を滑り巡るシーズンもまもなくだな

高妻、戸隠
 
八方尾根から鹿島槍
 
実はビンディングをはずすさいに無理な力をかけてしまいストックを一本折ってしまう。なんで頂上まできてそんな目に遭うんかね。レルヒさんみたいに滑っていくか。でもレルヒさんって新雪パウダーとか滑ってたのかねえ?滑りはストックなんぞひとつで充分だがこのコース登り返しがあるんだよね。困るかも。必死で修理。3連結の一番下の部分だったからなんとか使えるように
 
山頂の寒風の中に作業したからすっかり冷えてしまった。さっさと滑ろう。11:23発。頂上から北東斜面ダイレクトは雪庇があり無理。一旦尾根を戻り
 
よしここから行こう。ストックが落ちてたら拾ってね
 
一部アイスもあるがほぼ完全パウダー

2000mくらいまで素晴らしい急斜面が続く。下から1パーティがトラバースしてきたので通過を待って滑降
 
 
 

パウダー急斜面が一旦落ち着く1900m付近。これこそ山スキー。楽しい限り 11:51

だがまだまだ楽しい大ゲレンデ。ただそこから下はモナカや硬いバーンも混じる。やや凹んだところを選んでいくのがよい
 

最後緩斜面はロングランで行く

林間滑走を十分楽しんで12:08氷沢川にでる。最初のところ上部からの雪崩に気をつけ、林道をとぼとぼとトレースに沿い重い足を引きずって帰る

12:41高妻沢合流付近での雪洞適地ではじめて大休憩。登りに備えてエネルギー補給。誰もおらず、今日はこちら方面の登山パーティはワシら含めて3つか4つだったろう。13:03発
 
佐渡山鞍部をのんびり乗り越して、ザラメ新雪を滑降。登りもこんな緩いところなら一本杖でも平気だった。林道ジェットコースターで一気に14:08駐車場着
やはりここは最高ですね。今シーズンやっとまともにスキー山行を完遂できた感じがします。無事成功してみればラッセルがまったくなかったのがちょっと物足りなかった気もしないではないが、ともかく登りやすいルートでしっかりしたトレースは大変ありがたく、先行者のご苦労には申し訳ないように思います。あらためて感謝いたします
 
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