守門岳 二分〜大岳
2010/1/31(ワシ、ハッシー)
7:50二分(400m)発
9:10保久礼駐車場手前ピーク(780m)休憩
10:13不動平手前(1150m)休憩
10:50大岳(1432m) 〜11:12
12:30二分着
先週は中盤以後はまとまった積雪がなく、とくに昨日は3月の陽気で中越地方は土砂降りの雨だった。出かけてみたもののゲレンデスキーもできやしなかった。ただひょっとして山は雪になってくれたかもと期待をいだく。天気図をみると例によって週末毎に訪れる擬似好天が望めそう。長野なら確実に天気良いらしいが、これならあえて遠出するまでもない。もちろん新雪のないスキー場など論外。ホーム山ゲレンデ守門へ、2010シーズン初滑りにいこう

新潟市は雨さえ降っていたのにここでは見事に晴れ渡る。ワシらが到着と同時にみちぐさ山の会のIさんら2名と単独行者が出発。続々と車が到着してきた中、7:50ワシとハッシーで本日4番5番でスタート。ここから見るとあまりに遠い頂

最初の関門は林道からあのピークまでの急登。だが雪が多くてしっかりつながっており、ヤブもやかましくなく例年よりも楽に登れる

沢は完全に埋まっている。昨日のトレースもしっかりあるようだ

今日はかなり奥まで沢沿いに徐々に高度を上げながら登ることが出来、楽に来れた感じだった。ピークはまだまだ先だが稜線に上がると完全にパウダーになってきた。やはり思った通り昨日雪が積もったのだ

駒ヶ岳と八海山が大きく見える

9:10保久礼手前でようやくと休んでいたIさんらに追いつく。腹ごしらえなどして本格的な登りにそなえよう

小屋からの直登はきつい

馬ノ背手前でトレースも消え、先行者を追い越したワシはラッセルだ。靴レベルだがやはり足場が不安定なのは変な力が入るせいか体力を消耗するものだ

キビタキ小屋を通過。パウダーの感触がうれしくぐんぐん行くが、晴れてると暑い。今日の服装はモンベルのインナーに長袖を着てモンベルのパーカーの計3枚重ね。試しにヒートテックのタイツをはいてきてみたがこれはダメ。汗かいたら下着も乾かず冬山ではアウトだ

キビタキ上部でまもなくして疎林帯になり傾斜は緩む

10:12〜18不動平手前で休憩。風を感じるようになり涼しくてよい

休憩しているスキにおじさんたち2人に追い越されちゃった。ワシより絶対に10歳以上は年上だろう。すごいなあ

再出発。それではワシらもがんばるか。風が次第に強くなってきた。一人はまもなく追い越すが先頭はすでに最後の頂上への登りへ

夏もこの最後の登りのだらだら加減がやたらつらいんだよな

ワシもいよいよ最後の登り。最終コーナーを回ってラストスパートで必死に追いまくるの図。この時期右手の沢源頭はまだ積雪すくなく、これより下部はかなり深い谷間になっていて滑るのはともかく登り返しには難がある

あと数十メートルにまで近づく。まくれまくれ

デッドヒート(ハッシー撮影)

しかし10馬身以上の差で追いつけず2着でゴール10:50。ちょうど3時間

Iさんらもほどなくゴール。おふたりも還暦って言ってたようなのに皆異常に速くてびっくり。その証拠に後発の若者パーティはまったく姿形も見えない。休むと風も強くて非常に冷たい。間違いなく厳冬期だがどういうわけかここだけ青空が広がっていてホントラッキー

天気が変わらぬうちにさっさと滑降だ。おじさん二人が先に滑っちゃったが本日ワシらはまだ三番手と四番手。たっぷりパウダーいただいちゃいます。滑り出しの稜線はほぼアイスバーン。滑りながら風があたるためか指がかじかんできてシャッターがうまく切れない

コウクルミ沢。一見よさそうだがさほど深雪でもなく、右手稜線からは亀裂しまくっていて何時雪崩れるかわからない

なので登ってきた稜線を忠実に下る。稜線から右へ沢に降りるのももう少し後の時期がよさそうだ(ハッシー撮影)

不動平からキビタキ小屋までがパウダー天国。浅いけど雪質最上

この辺からやや深めの雪に

そしてツリーラン開始

稜線がやや広めになり楽しい限り

雪に埋もれたキビタキ小屋を過ぎる

気温があがり雪も重めだが全然平気だ

馬ノ背につく。こっちを滑ってもいいんだが今日はまだ滑走者も少なく

稜線をそのまま降りても十分楽しめる

かなり重くなってきた頃

保久礼小屋に到着11:37 この無造作な屋根の雪!

小屋からシールをつけなおして登る。深雪なので残雪期のようにツボ足では無理

滑ってきたルート。馬ノ背の下の林の中には滑っているIさんらの姿あり

12:13一休みしてから林道ジェットコースターに乗る。今頃登ってきているパーティもけっこうあり、もう滑るとこないぜよ

最後は雪崩れるように林道へ下り立ち

12:30無事駐車場へ。ちょうど曇ってくる。登りは汗かいて疲れるしパウダー滑りはあっという間だけど、晴れた日にはやはり山に限る

この日も下界では3月並の気温。これほどまでとは思わなかった極上の雪質と好天で大満足の厳冬期守門初滑り。
この時期の新雪狙いでは基本尾根滑降で大斜面がないのでファーストトラックレースに上位入賞が必須
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