2010スキー納め 鳥海山伏拝岳稜線
2010/7/4(ワシ、ハッシー)
シーズン山スキー45日目。山スキーを本気にやりだしてからもっとも残雪が豊富だった2010シーズンも、まだまだ滑れそうだが今日をもってラストにしよう。スキー納めにはワシの山スキーの原点とも言うべき鳥海山の神への参拝におごそかに向かう。っていうか実は今日は山形あたりしか晴れそうじゃなかったんですけどね | |
薄曇りの湯の台口駐車場1200m。けっこう車が止まっている。最初は小雨もあたるが登ればきっと雲の上に出る。8:09登山口 |
10分ほど登り要塞メタルバージョンの滝ノ小屋 |
八丁坂は完全夏道。雪渓が堅そうだから尾根道をとろう |
担いだスキーと靴が刈り払いの甘い笹ヤブ道ではトラップされて悲惨。しかも濡れた石が滑ってすこぶる登りにくい。雪渓から登ってきた方がずっとよかった |
やっとスキーがひっかからなくなった。つらい急登もこの辺は花畑の見事な桃源郷。まだ時期尚早だが |
完全夏山気分。スキーを担いだ姿はひたすら異様 |
けっこう疲れたが、1時間弱で河原宿に到着 |
9:10堅い雪渓登りになる。トレランシューズをデポしスキー靴をはいて出発。ずいぶんと荷が軽く |
雪は豊富だけど、質は・・・ |
こんな大きな亀裂が何カ所も雪渓を完全に横断しておりびっくり |
今日は山スキーヤーは他にいない |
以前6月に来たときと同じで伏拝岳(ふしおがみだけ)への大雪渓(心字雪)をひたすらつめる |
今日は最後の山スキーだ。せっかくなので最後の登りはシール、クトーでいくことに |
10分ほど休んで稜線まで行こう10:10 |
シールなどほとんど効いてないガタガタ斜面 |
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10:22雪渓上端。看板は文珠岳へと書いてある。地図に載っていない道だが以前も診療所のみんなときたときに迷ってここに入り込んでしまった |
スキーをデポして行ってみよう |
道はついてるがヤブが多め。まもなく雪渓登りに |
10:43外輪山稜線に出る。ガスが出てまったく視界がなくなったと思うと晴れてくる。今日のゴールは伏拝岳手前のピーク2050m |
10:47ピーク着。待っているとガスが流れて鳥海山頂が出現。頂上神社に向かいそっと手を合わせ今年の無事を感謝。来シーズンも雪がしっかり降ってくれますように。なるほど伏して拝みたくなる稜線だ。スキー納めの儀終了 |
千蛇谷は頂上直下から七五三掛まで完璧に雪渓が連続している。落石が多そうだが十分滑降可能だ |
文珠岳への稜線。夏山風景 |
文珠岳と七五三掛方面 |
下山はやはり楽だ |
あっという間にスキーデポ1917m |
11:48いよいよラストランへ |
暑さでやや緩んでるもののガッタガタの雪面はしっかりしたエッジング必要 |
多少の振動に慣れてくると |
けっこう楽しいのだ |
ほどほどロングに滑れたので満足 |
12:03、1550mにて2010シーズンの滑走を完全に終了 |
標高差370mを15分。この快適な下山方法も最終か。河原宿でスキーを担ぎなおして下山。以後稜線のガスは晴れることがなかった |
下はやはり終日完全ガス。滝ノ小屋上のわずかな雪渓でポール練習する人たち。どうみても55歳は超えていそうな完全おっさんが2人。今は日曜の午後。ポールをさっき立てたばかりのようでシュプールもないようだが、何故その年齢でこの時期こんなところでこんな特訓を?という問いはワシらが言うべきことではないかもな。ともかく本日日本中で山スキーをやってたのはワシらだけかもしれんなあ |
豪雪に乗っかるように山スキー活動が一気に広がったシーズンでした。ルートの難度も高まり毎週の緊張感と不安感は以前にも増して強くなってきていましたが、気候とメンバーに大変にめぐまれたおかげで毎週欠かさず山に出かけ充実感いっぱいで帰ってくることができ幸いでした。何よりやっとやっとシーズンを無傷で終えることができて、心から良かったと思います。スキーを通じて楽しく関わりをもてたすべての方に感謝します。なお今年の山スキー総括ベスト選は趣味ブログにて。11月再開を楽しみに | |