七高山2229m・猿倉口

2024/04/21(日曜)
矢島:1.8〜15.4℃

喧噪前最後のチャンス。ホテルフォレスタ鳥海分岐470mで通行止め。秋田は午後快晴予報。重荷担ぎの鍛錬も兼ね久々本気で登頂狙いの5:40発


覚悟の車道歩き。けっこう坂。今日は雨の心配なくサンダル歩きが気楽


しばらく展望なかったが一気にひらけ鳥海山が全面に。テンションはあがるが、やはり荷は重く山頂の遠さに嫌になってくる。6:27奥山放牧場640m


6:35その先670mで雪原になったので軽荷になれる


地形図上の登山道どおり進む。広くなだらかなのだがヤブがうるさい。さらに進むと7:16車道に分断され


ちょっと車道を歩き


車道がヘアピンカーブする鶯川右岸に入って川沿いに進む


雪も豊富で登りやすく順調にすすみ、7:58何かに利用されているような広い大地920mに。休んで行こう。今日は涼しくてよい。先週の暑さだったら耐えられないな


そこから両側を沢に挟まれた狭い稜線を少しだけ進む。雪融けがさらに進んだら雪庇も崩れそうで無理っぽいが、左の沢に降りられればまだまだいける


8:26猿倉登山口1010m ほぼ同時出発のバイク2人組は登頂せず滑って遊んでいた。本日今コース登山者は以上




そこからは普通に平和な七高山登り。雪は完全に近くついており悩むことなくどこでも進んでいける


8:49でかいな鳥海山は


9:00に祓川ヒュッテ標高相当の1170mに。やっとスタート地点か。でも気が楽に


風もなくかといって暑くもなくぐんぐんと進む。当然誰もおらず静かすぎて寂しいくらい


贅沢というものですね




9:52しかしさすがに疲れてきた


小屋で休もう


10:07七ツ釜避難小屋1570m




10:34小屋を出発、急斜面を登り11:00大雪路上部。ここまで来れば残雪期ならあとは山頂まで楽勝だな、、と思っていたら


11:14氷ノ薬師を通過するハッシー。このあたりから雪原ではなく氷原に


氷の華が咲く


バリバリジャリジャリと進むが氷片が大きすぎてシールが効かない。そうかだから氷ノ薬師なのかと納得。アイスボックスに足を突っ込んでるような状態なのでクトーも無効


舎利坂の急斜面を登り切ることはできないと1980mアイゼンに切り替える。また滑降も困難と予想、スキーデポ11:48


あと250mか。アイゼンでここ登ったことなんかあったかな?11:58発。慣れてないからきついね


しかしアイゼンも新調したし訓練、訓練。ガシガシと下を向いて登るのみ


それにしても辛い。カチカチアイスでもないしめちゃくちゃ急登でもないが、行動時間が長い・・。あとわずか




そしてついに




12:40登頂。無風。やりました。新山には2名の登山者が下山するところ。ワシらがラストかな






展望と登頂の感動を満喫後12:49アイゼンを締め直し下山開始。舎利坂下りが今日の核心かもね。アイゼン訓練だ


13:11スキーデポまで無事下り終える


いよいよまっさらのシャリシャリ滑降開始。しかし氷片が重くスキーが固定されがち。ザラメではなく氷砂糖だ。これは山頂から滑らなくてよかった


ある程度下ってくると氷も緩み、パワーは要るが自在にターン可能となる


さらにその下になればナイスザラメウルトラワイドバーン


フラットバーンをガンガン快適クルージング


どんだけ〜


この山を独占なんてなんと素晴らしいこと




祓川より低いところへの探検的滑降がなにより実に楽しい


雪がしっかりあるからどこへ滑り降りてもたいがいOKだ


棚池を右下に


ますます天気良くなりストップスノー気味だがどこまでも滑っていくと


まともな滑降としては最後の斜面で


14:00猿倉口1010m車道へ


バイク二人組みもちょうどここで出会う。バイクはいいね、けどこちらももう少し遊べる。一旦ブレイク後、鶯川に沿ってささっと滑り降り、14:43車道810m


再びスキーを履きだるいヤブ歩き的な滑降。いい加減疲れてきたが


15:15着きました。放牧場


もちろん最後は苦行の車道歩き。15:29発16:12着。大変疲れたが大満足
 

荒れていない静かなゲレンデを滑り捲れたのも無論そうだが、それよりありきたりの祓川ルーチンコースでないシーンが楽しい。この時期再訪したいところだが、中島台コースよりも苦労しがち

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