風吹大池1800m

2023/04/09(日曜)
<データ>
白馬;-1.1〜11.1℃

例年のことだが突然ガッツリ雪が降った。山スキーをやるには不愉快要素でしかないと思いつつ晴れれば行くしかないのでよく知った誰もいないだろうところへと。北野800m8:29発


ここまでの道路もかなりの積雪でノーマルタイヤは無理だったであろう。すぐにシールで歩き出すがところどころは今日の新雪のみ。シールが濡れてしまう


8:32帰りにはすっかり路面が出る、とは思わず。しかし結構降ったな、こんな日は急斜面登りたくない滑りたくない


8:39ブナの木亭


すでに新雪のところではシール団子で非常に歩きにくくなってきた


8:53林道から林に入る


杉林の急登にさしかかると雪が全然ついてない


ほとんど今日の新雪のみ。それを伝っていくがひとり登ればすべて雪が剥がれ簡単に滑り落ちてしまう。藪漕ぎまではいかないが極めて困難な登高を強いられる


しかも熊のうなり声がするし・・30分間そんなことで苦労してようやく雪面がつながる1120m9:39


1190mのピークを北に巻いて平坦地におりる


雪があまりに少なく登り口を間違えたが、1300mへの登りへ。ここも雪は薄いが普通に登れる


10:23南俣沢へと降り立つ。あとは平和な登り一辺倒、楽勝だなと・・


しかし


シール団子地獄。とくに先頭ラッセルはひどく、重しをつけられ歩かされてるようなもの。膝までのラッセルなんかよりずっときつい。たまらず11:22休憩1500m




とくにパウダーになると次々シールに凍り付いて剥がれない。パウダーが恨めしい。しかし踏み固まったトレースのあとは全然楽


今日の山スキーは先頭と後続者では負荷のかかり方が激烈に格差ありだね。先頭以外は登頂とは認めたくないよ、などと文句をいいつつ、誰も来そうにない山を登っていく




陽当たりよくなって雪が腐ってくるとシールにもつきにくい。程度の差だが


風吹岳




景色だけは素晴らしいです


そしてようやく12:14風吹山荘。残雪期なのに深雪期以上に時間食ったな


12:21山荘裏の稜線にあがってみる。斜面は新雪吹き飛ばされガチガチ、稜線上は冷たい風が強い


乗鞍岳。人の姿が見えないな


寒いし降りよう




12:35ガッチガチバーン


誰もいない


風のないところでちょっと休んだら


12:55いってみますか。登りの時はモナカっぽかったけど




バッチグーです


見事にパウダー化。とくに北向き斜面ね


いいですねえ


ガンガンと久々にそして


たぶんラストパウダー


1500mより下は谷間におりてもストップスノーで直滑降しかできない


なのでさっさとトラバース作戦で1300m台地をこえる




13:27その下の急斜面はガタガタの硬い雪に積もった薄い新雪で非常にやりにくい。雪がすくなく1190mを巻くために戻ったりして




13:51本日の核心杉林滑降




もちろん雪は絶え絶え




笹藪はエッジきかないし良く滑る。うまいこと利用して横滑りできないかためすがまったくできず、しかし一度も板を外すことなく


14:12林道へと無事降り立つ


14:18ブナの木亭下で板を担ぐ。新雪は見事に消えていた


こんなところを板履いて歩いてきたなんて。。14:31着

気温の低い日で緩傾斜の谷間にいけばそこそこ新雪がいいかもと思ってきた。けっこうなパウダー満喫。団子やストップスノーは想定してたが、ずっと団子とは思わなかった。シールはいつでも濡らすもんじゃないな

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