清水峠〜朝日岳1945.2m〜ゴボウ沢〜丸ノ沢

2023/03/12(日曜・5名)
<データ>
湯沢;3.4〜17.5℃、積雪55cm

今週も天気良く、長い。しかし気温が下界で20℃以上になる。このルート最大の難所清水からの林道歩きへ5:00車道終点発。雪は相当緩んでいる


地形図で堰堤ある697mまではないことはないがデブリはまだかわいい。しかしそこから先は一気に険悪に。すると目の前で轟音とブロック雪崩。もう1分早かったら直撃だったかもしれない


朝だからといってまったく油断ならない。とくにこんな高温の日は。雪が硬いとまた怖いし。もう林道歩きなんかするもんか無理してでも河原を歩くぞ。6:21東屋沢はやはり出ていたので高巻く


6:32やっと丸ノ沢出合の堰堤773m、ここまでどうやっても時間食うなあ


朝日岳が目的なら登川をつめた方が近道っぽいが、全然雪が少なくこういう時は迷わず登山道を行くのが早いだろうと判断。ブリッジを渡って謙信尾根にとりつく6:48


急登だがザクザク登れる。なお夏道側西斜面に雪はついていない


7:11謙信尾根930m


あとは時々の急登をまじえ広めの稜線をひたすら登るのみ。やはり登山道は登りに楽だと思う




黄砂と花粉でかすむ空。無風で穏やかなのに真っ青になってくれない


ジャンクションピークが遠くにそびえる。とても今日あそこまで行ける気がしない。すでに暑いし、昨夜の飲み過ぎで脱水傾向にて絶不調


大源太。しかし故郷の山、こんな大絶景。頑張るしかない


8:24単調だったが稜線は気持ちよく、だいぶ登ってきて1360m。いつもここで休憩するような気がする。たぶん展望がよいからだ


巻機、柄沢


いよいよ現れる清水峠1450m。だが直接トラバースってわけにはいかない。いったん右の冬路ノ頭1590mを経由する


しかしいつもはガチガチのこのルートも今日はホントグサグサでシールも良く効いてくれて登ってくれと言わんばかり。言わんばかりだけどそろそろ脚が疲れてきた


けっこう下るなあ。勿体ない






9:20まじめに冬路ノ頭まであがる。普通はここでおしまいだよなあ、と思いつつヤレヤレ的にシールをはがし


シャリバーン滑降






快適。でも脚が疲れる・・これからメインの登りだというのに。。


9:38清水峠避難小屋。シールをはって


三角ピークはジャンクションピークの前衛。あそこまでが急な登り。あの先にはナイフリッジありどこまでシールでいけるか。そもそもすでにヘトヘトのワシらに登り切れるのか


ハッシーは元気です。ガンガンと先導


でもしゃべりながらだと結構疲れを感じないもんだ。斜度も緩くまだ余裕あり


シモちゃんは良いモデルになってくれる。でもちと離れすぎか。でもそれほど遅れずついてくるからエライ


10:52 1700mをこえていよいよ。普通はガチガチバーンだが


今日はクトーで十分。休む場所はなく急登を耐えて


11:15これが三角ピークの正体。こんなのを越えれば1830m


これがウワサの?ナイフリッジ




蟻の門渡り。トレースがつく雪でよかった。ほんの10メートル程度だが雪の状態によっては相当怖い


11:26ジャンクションピーク1930mに到達。やりました


あと一息だ。無風、暖か、静か、大休憩。水が足りなくなって雪を溶かすヒトビトも


来た方面、清水峠と七ッ小屋、大源太


上越国境巻機方面。越後三山まで黄砂にかすんでみえる


谷川連峰。それにしても誰にも遭わない。そりゃそうだ、大変だもの来るの


さて登頂しますか11:48発


埼玉メンバー2名は1週間前ナルミズから登頂したのだった。今日はシュプールなし。きれいだねえ、誰もが滑りたくなる


ほぼ平坦で表面も溶けてシャリシャリ。最後ちょっと登って




12:02朝日岳登頂。予定通り7時間かかった


いやー疲れた、、左の2名2週連続朝日岳ってヘンタイだね。今回の方がきついな。もうしばらく来なくていいやと


しかし足跡はあっても全然人の影がない。この天気だからもう少しいるかと思ったが雪崩を警戒して来ていないのかな。12:27ゴボウ沢滑降へ。雪はどうかな




部分的にアイシーなところもあるがエッジはどこでも立ってくれる。しかしシュカブラとブッシュとで滑走幅が制限され少しずつ高度を落とし


さらにほどよく緩んだら、行きまーす


滑り出しの、風で雪付き悪く狭い急斜面を抜ければ




あとは自由滑降


まだまだ雨の影響などなくほぼまっさらバーン


どこまでもこんな感じの癒やし緩斜面がつづく


かなり暖かいので決して良く、ではないが、ストレスかからないくらいには滑る


平坦になるとちょっと複雑な地形




清水峠の下の最も沢が狭まる場所。まずは滝が見えていた


そして全層。しかもまだ落ちてきていた。だが対岸はすごく平和で、ここはいつでも容易に通過できそう13:02




そしてすぐ先、13:05登り返し地点1290m。13:19発。取り付きからまるで登山道のように




清水峠へと沢が導いていた。脚ももういっぱいいっぱいだが、急登なく一定斜度、登りやすい道だから登れる




淡々と脚を前に出すのみ


そして


14:03冬路ノ頭着。登り切りました。。


またまた大源太に近づいた。しかしもう登れません、、と


七ッ小屋までは登らず鞍部から丸ノ沢左俣を下ることに14:37


ドロップ


デロデロ雪だが薄めなので快適な方だろう










沢は広く一定斜度。しかし雪は重めになり疲労しきった脚にくる


14:50 1150mにて大きなデブリ


すんなり通過。その後も数カ所デブリあったが問題なし


14:58ゴルジュ980m 完全に雪が割れて流れが出ているらしい。前日か本日のトレースが登り返し


ツボ足で高巻いていた。なのでそうする


下りてみると確かに沢が完全に出ていた。数日前にブリッジが落ちたかな15:15


あとは出合まで超平和。近いなら何度でも来たくなるところ


大源太圧巻


15:29堰堤っていつも邪魔だなあ。雪があってもなくても苦労する


15:33出合へ。あとは林道通過、ともかく暗くなる前には帰れそうだ


そしてさらに様相悪化したデブリ地獄林道を無事通過しきって17:00清水着。ジャスト12時間行動。延面距離27km累積標高2470m、久々に限界


憧れの清水からの朝日岳。ギリギリまで体力を使わなければいけないような山はやはり強力なメンバーあってこそ。感謝

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