茶畑山1377.7m〜戸立山稜線

2022/04/24(日曜・3名)
<データ>
大井沢;-2.6〜17.9℃、積雪33cm

前日は、午後から確実に晴れるが強風と昼まではしっかりと雨。稜線歩きは無理にて林道2時間で皿渕沢まで。マタギ小屋は利用不可。快晴の朝460m4:55発


小屋裏からいきなり急登、アイゼンで尾根にとりつく。雨量観測所までは道もある。なお皿渕沢はすぐに雪が消えており登高不能


今日は朝日連峰北部をシマにする姉御S嬢、たっての希望の山だ。5:15雪が途絶える稜線600mに。


だがすぐに雪がつながる。しかし相変わらず猛烈な急登


登り切ると、5:34巣箱みたいな計器700m


そのすぐ先にある雨量観測所


再びガシガシ急登


6:17やや剣呑な雰囲気に920m


でもこのくらいは序の口


6:20旧雨量観測所944m ここからが登りの核心。まずはまた急登


急斜面ゆえ途中960mで斜面が大きく割れ崩れてそのまま登れない。いったん熊が下でうなっている皿渕沢斜面をトラバース6:28


まだガチガチだからなんとかなったが体重制限は必要かも


そして熊のごとく四足登高。マタギの親父さんに聞いたらここは熊の通り道だという。落ちたら間違いなく熊の餌6:36


6:41ようやく安全圏1010m稜線に戻る。また急登


7:00平坦な台地1100mにたつとようやくと平和感ただよう山頂光景が見えてくる。やっとやる気が出てくるというもの。ゆっくり休む


だがすぐにクラックで稜線をすすめず少し藪漕ぐ


7:30稜線に戻る1110m


ガッタガタ稜線


やっとのんびりのスキー登高。よく晴れているが、気温も風もちょうどよい


1140mをこえ一気に展開する雄大な素晴らしいシーン。守門みたいじゃないか、という気もするが、なかなか来られないレア感で魅力度アップというもの7:48


稜線へ急登すると


8:15茶畑山山頂が。その奥は戸立山1553m、さらに以東岳


山頂直下の台地より化穴山が正面に鎮座。マイナー山だがこんなに立派な山だったのか。良い斜面も随所に見られ登頂意欲を煽られる


8:34茶畑山登頂。無風


さて雪が緩むには時間もまだ早い。偵察もかね戸立山へと行ってみる。だが見るからにスキーでは厳しそうな山頂稜線


8:56茶畑山からくだって


途中まではシールでスイスイと


だが稜線東側(左手)はことごとくこんな感じ


西側から藪をぬったりして登り下りしつつ


それでも順調に1390m池マークに9:29 問題はここからの登り。藪と岩稜とクラックとが待つ


雪面を登ってみたが藪に阻まれる9:44 登り口を少し変えてみてもやはり藪9:51 これ以上やっても快適に滑ってこられる見込みはない。1週間前いや4日前なら何とかかも


茶畑で昼寝してるS嬢もこれ以上ひとりにしておけない。小熊くらいは一撃で倒せそうな腕っ節ではあるがそんなところを襲われてしまったら・・熊が可哀想だ。10:05滑降


シールが濡れて全く効かないためツボ足でようやくと10:57茶畑山に戻る。S嬢やはり無事でした


11:24茶畑山から滑降開始


稜線を回り込んで


大斜面滑降。ザラメ


まともなゲレンデはここのみ。このあとクラックだらけの稜線へと


11:47藪漕ぎをぬける。ワシの板はブナにやられたか、全然滑らず


核心部の皿渕沢急斜面


楽しそうだから一気に滑っていいよとハッシーに伝える


滑ったはいいが、上から見えないクラックがひどくてすんなりとは尾根に戻れず、だいぶ下まで滑って登り返すハメに(左手、樹の合間)12:13


その後も沢斜面をトラバース。行き詰まって担ぎやアイゼン切り替えもあり、なんだかんだで春スキーはくたびれる


でもなんとか雪を繋いで下まで降りた


疲れた。。13:13着。14:00皿渕沢発


延々林道歩きが一番辛いところ。上部の雪はほとんど落ちていたのであまり怖さはない。先週の林道歩行訓練も効果あり


しかも林道も一番ヤバめなところで路肩を歩けたのは幸い


14:27左京渕ダム


早春のなかをノンビリ、というよりクタクタ歩きで15:58蘇岡(そのおか)発電所着

久々の朝日スキー。やはりスケールがでかい。自身の非力さを実感する。
これより早いと林道除雪がもっと手前だが、稜線歩きはもっと楽だろう。今回初挑戦で雰囲気はつかめた。

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