駒ノ神1423m〜破間川〜黒姫ゼンダナ

2022/04/03(日曜・3名)
<データ>
守門;-2.1〜13.2℃、積雪151cm

7:33発。まだ硬いうちは踏み跡をツボ足で渡った方がマシ


8:07下黒姫沢におりる


これまでに見たことないまったくデブリなし凹凸もなしの廊下。ノンビリ行くつもりだったがこれだけ歩きやすいとそうもいかず


8:30に670mから左岸尾根にとりつき緩く登っていく


870m台地にテン泊中。昨日はいくら待ってもカチカチだったそう。だよね 8:52


なのでゆっくり行った方がいいですよと、ワシらも休憩し9:03再出発。次の急登はまたしても左側を行く。こっちは直線的にいけるが登りはややキツい


雪は緩んでクトーもシールもほどよく効いているが、暑さも加わりバテそう


9:23 1030mに。一気に広がる黒姫シーン。いつ来てみても良いところ


すこし平坦をすすみ、緩く登り1100mほどから左側の稜線へ急登をすこし。風も当たらないから暑くて仕方ない


9:56急登が終わって1200mに休むパーティ。スキーヤーとガンガンと登るツボ足との混成チームだったが、アイゼン履いてるのはなんとkiさん。道理で速いわけだ


しばらくぶりで山で知人にあい会話が弾む。ありがとうございました。さていよいよ稜線に向けての急登


ガシガシとクトーでジグザグを切り10:19稜線1330m


微風もあり少し涼しい、というより寒い。これくらいがちょうど良いか


行けるところまで進む


ヤセ尾根。雪は緩んでおり問題ない






10:42表面ガリガリっぽくなって


1428m駒ノ神着。袴腰へは途中亀裂あり、この程度は昔だったら無謀にも登っていったが、今日は雪が硬くそもそもこちらがメインではない


しかしここまで来たので破間川源頭へ一本。11:00駒ノ神より少し手前稜線より滑降。上部はガリガリ。でも慎重に、ある程度高度を下げれば






快適ザラメに




良いですねえ


まっさらに見えて意外と大きな亀裂がところどころあるので用心して滑るよう


斜度が緩み




1328mからの稜線取り付き1050mで滑降終了


11:30登り返しへ。ところどころまだ硬いがクトーは刺さる。それ以上に辛いのは暑さ。バテるなあ


袴腰からもシュプールが。知り合いだった


12:07やっとのことで稜線1328m kiさんらと再び出会う。どうやらワシらと同じ目標、黒姫に行ってきたらしい


シールのまま1328mから地形図で見るよりもかなりの急斜面を少し下る


あとはところどころヤセ尾根を登ったり平坦移動で




12:39ただっ広い黒姫1367.8mに到着。誰もおらず。あとからテン泊パーティが来たようだ


今日はここからがメインイベント。これまでのは時間稼ぎかウオームアップ。12:50黒姫から南東のゼンダナ沢へ、大滑降開始でございます


ベリーグッドのナイスバーン♪めちゃくちゃいい


最高のザラメになっており、北斜面と違って大ゲレンデを一気に行ける




目指すはあの台地


あれがゼンダナ。そのままめがけて行けば良いのだが、沢はこの先急になっている。当然至極、残雪期には注意が必要。左手の尾根へと移って観察を


やはり沢は完全に分断。1070m付近、滝だろうか?ゼンダナというのはこの滝が見える棚状地形なのかな。全然違うかもしれんが


沢を離れ稜線滑降へ。急だが一切亀裂もデブリもなく、疎林で一定斜度


しかもお得意の魚沼大湿雪の大斜面


何故か灌木がことごとくなぎ倒されている


実に楽しく滑降でき、ゼンダナへと降り立った13:06 これだけ雪が豊富だと雪崩の心配もない


ゼンダナ沢と急斜面バーンを望む。すごいところがまだあったんだね、守門山系最後のシークレットゾーンかも。しかし陽当たりも良さそうだから条件難しそう


さて核心は実はこれから、どこで破間川を渡るかだ。ゼンダナから東へと稜線も伸びているがどこも雪は豊富。沢に降り立てる場所があるかなと


とりあえず東方向へ転換


というのは、そちらへと杉が植林されていたから。必ず降り立てるはず、滑りもよく樹間もまばらでスイスイと進み




13:30当初想定してた地形図580m破間川の堰堤にジャストで降り立つ。この付近はスノーブリッジ豊富




そこから林道への登りはキツかったが、一番の懸念が過ぎたので文句は言わない


13:44林道を進む。若干の下り傾向にてワシはシールを外して


14:20


浅草岳からの帰りトレースと合流したら完全自動運転で14:35着。通い慣れた山も一捻り加えるだけで達成感あふれる楽しいツアーになった

雪があってこその滑降ルート。雪崩リスク大きいし、最悪、最後渡渉できず新雪を何百メートルでも登り返す覚悟をもって、簡単には踏み入れない方が良いのは確か

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