六十里越870m

2020/04/26(ワシ、ハッシー)

春の晴天。前線通過前に散歩へと福島県境へ。8:07駐車場750m発


来る途中の九十九折りに事故車あり、人間生活はどこでどう動いてみてもあらゆるリスクをゼロにすることはできない。駐車場からすこし下って


登山口。山登りのリスクは環境条件もさることながらそれより登山者の資質により大きく変わる。まずは単純に春山は冬山よりリスクは高いと考える


そういう意味では街も海も温泉にも行くところがなくなった人たちが、経験浅いまま残雪期でしかも人の少ない山に行くのを抑制するのはいいことかもしれない。前毛猛の大鳥沢斜面


何にせよこんな一部の人しか閲覧しないサイトで今地元の山はどんなか、細かく判断材料を提供しても悪いことはないだろう。やがて雪が出てくる


トラバース道が続くので結構歩きにくい。こんな遊歩道だって雪歩きの経験の少ない人には相当ハイリスクだ


8:30枝沢にたっぷり雪がついていた。間違ってここを登ってしまう。残雪期の里山は非常に道迷いしやすいのだ


途中から急斜面となり長靴でストックなしでは危険になり藪に逃げた。明らかに道を間違えたことに気がつく


8:40だが雪渓は一段落つき展望もよいのでしばらく毛猛連山を眺める。新雪があったらしくとてもきれい。いつかは行ってみたいがなかなかハードルが高い


六十里越方面


急な雪渓というのは登れても、わずかな高さでさえ経験と装備とないと降りられなくなる。雪が硬くなるこれからは油断禁物。雪山装備必携


沢を滑り降り8:47六十里越へと進むが、雪渓トラバースがいよいよきつくなり、ハッシーは危険を感じリタイアして待つと


トラバース道が終わると雪が全面にべったりとなり


9:04六十里越着


会津の山々がボーッと


福島側。東北と新潟とお互いの県を行き来することは厳に慎むべきとのこと。そんなことがあったのさと、いずれ話せるようになるだろう


浅草岳方向


新潟側。どちらをみてもあまり展望はよくない


下山。9:45着。まもなく前毛猛にも黒い雲がかかってきた


仕事の立場上リスクの大きな山には当面いけないだろう。それはさほどのガマンではないが、鎖国政策が過剰反応を引きおこさないようにと願う


今年に限らず災害による林道破壊や熊騒動などこれまで経験のないことばかりが続く。オーバーユースの山をしばらく休ませよとのメッセージか
(4月26日守門岳)

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