苗場山・小赤沢口〜1650m

2020/03/29(ワシ、ハッシー、ドクターQ)

大雪になった。8:19小赤沢発。北の山の方が天気良いのはわかっているが、人が集まる所は今の時勢でなくても敬遠したいしせっかくの雪を楽しみたいからと


先行の単独スノーシューあり。重くてけっこうなラッセルだが頑張るなあ。除雪を待っての遅発のワシらはのんびりモード。この雪じゃ山頂直下は雪崩の巣だし


8:42先週はずっと先の「のよさの里」への分岐まで完全除雪されていたが今日は随分とアルバイトを増やされた。しかしおかげで帰りの林道滑降が楽しみ


8:54大ゼンノ滝を過ぎ、林道から登山道へと入る


小さな沢だが、スノーブリッジがやっとついている程度で左岸から右岸へと移り直線的には進めない


カイデ沢に突き当たる。まったく徒渉できず9:19 どうやらスノーシューは沢へ降りてそのあと引き返したのか、この先トレースなし


想定していたとおり左岸から林道へと急斜面を直登。しかしシールが効かないしかも重い新雪。きつい。全然良いところがない


9:56なんとか登り切って林道へ


崖が迫ってくるような緊張箇所もなく、しばらく単調に進み10:28三合目駐車場。沢の中はすんなり行ける気がしない


なので駐車場からの夏道へ


気持ちよいブナ林、しかしそのまま進んでも先は崖マークで行き詰まりそうなので、夏ルートどおり右手へ登って


10:50いったん稜線へ立つが、雪着きが悪く根っこの段差で板を外したりする手間もあって


狭い稜線よりは沢登りが楽そうだと、稜線を乗越し沢が完全に埋まってるところまでトラバースしつつ降りる


11:09沢1380mにて一休み。衣類から身体がすべて濡れて大変冷たい。完全にパウダーに見えていたが、実はみぞれに近いんだな


しかし午後からは雪もやむらしい。せめて急登手前までは頑張ろうか。ただし猛烈に重いラッセル雪に変わっていた


ダラダラ登りではあるが板が雪面に出てこない。足枷を嵌められたように一歩一歩進む


ちょっと晴れてきたか


12:28樹林帯を抜け展望のよい1650mにて終了


さっきから大きな雪崩の音がひっきりなし


あれは猿面峰?


さて滑降。どう考えてみてもこの深い重雪ではパワー系滑り。緩斜面は敷いたレールの上しか滑りにならない


まあこんなもんでしょ、この時期


しかし急斜面になればなんとかなる


楽しー、少しだけど


勢いつけて飛び込みます


楽しー


そもそもこの時期のこういう雪の時には近場で安全に滑っていられたが、今年はそれができないせいでこんなところに来てしまったのだ


登ってきたとおり沢から稜線に登り返し


滑り降りる


13:30三合目駐車場へ


いったんシールをつけたがまもなく剥がし滑り出す。実によく滑る。行きに25分かかったところを2分で戻ってきた。苦労した甲斐があったわい


林道からの滑降は最初緩斜面。重い・・


その後沢へと急降下する斜面は雪崩れまくり


滑った後はスラフがごっそり剥がれガリガリバーンに。お一人様限定だ


あとは沢沿い不整地緩斜面をスイスイグニャグニャとリアルボブスレー。愉快です


そして14:11お楽しみ小赤沢林道。めちゃくちゃスピードが出る


あっという間に帰還14:16 ここはR1グランプリ間違いないですね

天気悪い、雪もそれほどは良くないが、やはり新雪はいい。予想以上に降りすぎではあった。でも1週間前の状況よりは楽しめたと思う

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