雪が降って晴れた。新雪バーンを探りにノミオ沢方面へ6:25発。しかし沢はまったく埋まっていないので最初から小屋の建つ左岸を進む 6:45林道はこのあたりまでか? 7:04仮に右岸からきても、この堰堤上流は水流なくこえてくることも可能ではあった ちょっと藪 しかしすぐに抜けて広々とした河原に。沢がほとんど埋まっておらずどこで徒渉しようか気が気でない 7:24こんなところで中州?に渡ってみたが 結論的には左岸ギリギリの一段上がったところへ行った方がよかった。自然に河原に降りられしかもちょうど右岸へのスノーブリッジがある 7:38そんなことはわからないからこんなところで右岸から左岸へ徒渉し しばらく登って行き詰まり、たった一カ所のスノーブリッジまで戻ってまた右岸へ ともかく雪がないときは難儀だな 8:13滑滝出現1050m 良いときを知っているだけに、このまま先へ遡上する気は起こらず クトーを装着して 左岸の支沢を威守松山稜線めがけて直登へ 沢芯には硬いデブリが散在。ガリガリで登りにくい。下りにも障害になろう。雪がべったりで雪崩れずシールが効くことだけは幸い 滝がすこし出ていたが、完全に出ていたらこのルートは登れなかっただろう。かなり急斜面。底付きだけど雪崩れない 狭い沢はほとんど直登で しかし急すぎて細かにジグザグ わずか200mほどの登りだが実につらい。こっち側で一番急な沢だったみたい しかし登るにつれ絶対に滑降したくなる雪質とオープンバーンに そしていよいよ 9:23登り切った。稜線1300mに到達 大源太と七ッ小屋 柄沢山 桃源郷の米子頭方面は・・ 素晴らしいが、どう見ても強風。昨日の降り方ではうっすらパウダーのガリガリだろう。そこから沢の下りも厳しそうだ 巻機。こっちも現れてきたが相当な強風だろう 威守松山のほうに少し移動してみる 雰囲気も展望もよくのんびりしてしまう。ここから南西側には良い斜面がひろがっているな 涸沢川へとつながる猿倉沢 垂涎の急斜面、今日はここに決めた。10:00では行くぞとブーツのバックルも締め忘れ飛び込むワシ。あわわ・・ しかし最高! たまりません ハッシーも飛び込む 歓喜 激パウに近いですね、いいですねえ 地形も一定しておらずパウダー期にはあちこちと楽しめそう 急斜面なのであっという間に落っこちて、樹間が狭くなってくるとちょっとガリッとしてきた 200m滑降し1100mで沢が狭まりガリガリしてきたので終了。このまま涸沢川にまですんなり降りられるかどうかわからない 今度涸沢川から登ってきてみよう。10:17登り返しへ。ノミオ沢からと登高距離は同程度だが、こちらはずっと緩斜面で登りやすい 10:58稜線まで登ってきた では第2幕ノミオ沢への急斜面ツリーランへ 最高です 苦労した斜面を一気に落ちる 沢の中は地雷のカチカチデブリが ちょっとスピード緩めて この先は 滝の上だ 埋まっているのでなんてことないが、その下はもう硬い斜面となり 11:26ノミオ沢に 第3幕ノミオ沢滑降。斜度は緩いがしっかり滑る デブリも少しだけ。あまり大きく雪崩れるようなところはない 2月半ばまでなら 晴れた昼ころになっても雪質はよく保たれる。沢が埋まっていればなお快適に のんびり自在に滑降できる。なのでノミオ沢は実はこの下流部分が一番楽しいところだと思う 今回も存分に巻機パウダー楽しんだので、名のあるピークは踏まないが研究の目的完遂。11:58桜坂着 |
続巻機山研究。少雪ゆえ今回のエクストリーム登高は止むを得なかったが、今後はもっといいアプローチががありそう |