見たことない1月の魚沼風景は広堀橋に大駐車場を出現させていた。例年5〜6台が限度だが今年は大挙して入山可能だ。しかし1台のみ 7:07発。トレースはスノーシュー。どうやらまだスキーヤーには敬遠されているようだ。林道もそこそこの車なら平気で入ってこられそう 7:48林道終点、第一の核心、一本橋。落ちたら痛い・・たぶん そしてすぐに第二の核心、斜面への取り付き。前回より雪がついておらず、すぐに地面が出て難儀。ここは最初からクトーで行くべき ともかくシール登高へ。しかし一番下の急斜面も今日は雪が悪く、薄い硬めの下地に湿雪が乗っかってる中途半端な春モード。シールも効きづらい ガッチリのトレースがあるためドクターはさっさと板を担ぐことに。全然楽ちんだよとずっとそのまま行く 8:52第三の核心、880m段差にさしかかるが そんなだから今日は板を担いで藪の合間を直登し楽々突破。ありがたやトレース。もしなかったらツボ足のワシらは相当難儀しただろう ハッシーも以後板を担いだまま。ワシは2人よりも藪にトラップされやすいのもあって板を装着。しかしこの状況ではスキーが遅い。9:27藪急登へ1000m トレースはかなり左手を回っていて、より緩斜面を選んでうまいこと進んでいた。一段上がると1100m9:45 次の急登途中1150mくらいで勾配が激しく強まり、やせ我慢をやめワシも板を担ぐ。トレースステップは全然楽1200m10:13 スキーでは細かな切り返しラッセルでしか登りきれない。ツボ足でもステップ外すとかなり埋まる。山頂1泊のスノーシュー隊とここでスライド。お礼を言う 背後からこんなとこ滑るんかとの声を聞きつつ登り、10:22八海山展望台となる1250mテラス。今日は展望なし。用事があるからとドクターはここで下山 10:37再出発 あとはスキー履いて 非常に良い雪になってきた。完全パウダー。しかしラッセルは深くない いろんなこと考えなければ山スキーには登りにも良い具合の雪の量と質だろう。魚沼の田んぼにはまったく雪なし 10:58山頂へとつながる台地1350mへ。すっかりホワイトアウトっぽくなり気温も下がる。しかし風はなく悲惨さはまったくない 展望ないが慣れたところ、このまま山頂までいこう ボーッと山頂が。ボーッと生きてますけどね。そしてひと登りで 11:31阿寺山登頂。しばらくぶり。オカメは覗けてないけど今年もよろしく さて時間もたっぷり、ゆっくりとパウダーと藪滑降楽しみましょう。でも全然雪面見えない11:47発 しかし雪は最高、今季一の完全パウダー。一昨日の新雪だろうが一切モナカになっていないのはやはり1月だからかな 山頂台地を一滑りしたところ、なんとみちぐさAさん出現。単独でツボ。よく来るなあこんなところ、、ってお互い様 でも嬉しいね、こういうシーンで偶然会えるのは。するとなんと薄日が射してきた。ホワイトでもそこそこ良かったがいっそう素晴らしいシーンに 感謝です。これはもう一回登りかえさないと罪だ 四ノ池を見下ろす稜線まで。晴れればオカメノゾキが出るか 巻機がでてきた Aさん登頂 しかしそれ以上には晴れず。八海山すら出てこなかった。まあいい、滑るにはあんまり晴れない方が 12:18再滑降スターティン ストレスフリーのパウダーバーン。無理してでも来てみるものだ、というか今シーズンはともかく高度を上げるしかないだろう。上は紛れなく厳冬期だ 阿寺山らしい急斜面パウダーを久々に味わう 最高です 藪もたいしたことない それは雪がいいから モナカを想定してポンツーンにしたがまったくモナカレス 藪が濃く見えても まっさらな新雪面を重力のまま飛び込めば オープンなラインが見えてくる。この繰り返しで 楽しく1000mまで降りてきた 気がつけば八海山もでてきた。高曇りながらガスは消えてしまったようだ 藪も煩わしく雪が重くなってくる そして下りの難所藪稜線に12:52 暑くてワシはウエアを脱いでしまったが 藪滑降には危険行為。下手すると先の尖った枯れ木が身体を突き刺してくる。慎重にツリーラン(?)を決め 880m段差は降りる分には比較的楽だ あくまで登りと比較しての議論だが すぐ下も難所だが こっちの谷側を回って ワナと岩との合間を滑り抜ければクリア その後しばらく密藪稜線となり、横滑りやキックターンも頻用。時々しか滑降にはならない あ痛てて 非常に滑りにくい重湿雪、しかも薄くて地面も出そうな最後の急斜面、最後だからと一気に駆け下りて 藪滑降無事終了13:30 13:38滑りすぎる林道を一気に駐車場まで。今日は雪が素晴らしく猛烈にスピードでた。さすが1月だ |
やはり阿寺パウダーはしびれるの一言 |