2日目
5月4日剣山荘〜武蔵谷〜雷鳥沢  曇り時々晴
情報をまとめるととにかく平蔵、別山、真砂などすべてデブリだらけで剱沢も埋め尽くしているほどとのこと。平蔵の上部には1mにも及ぶ破断面が存在し、上から見ただけではわからない、誰か踏んだらどこか遠くへ行っちゃいますと警備隊員。直接的には言わないが、入ってくれるなよと警告されてるようだ。ともかく朝からガスって寒く、そんな中のガチガチデブリを越えて長次郎を登り、二股から帰ってくるなんてとてもじゃないが快適とは思えない。今年は止め止め!とさっさと決める。小屋でのんびり天気の回復を待つうちだんだんと何もせず引き返すのも芸がないと思い始め、一矢報いるため武蔵谷へ。昨日滑った報告からここだけはきれいだったというから

真冬とは言わないが風も強くひたすら寒い。ゴールデンウイークなのに

一服剱へ向けて8:35山荘2470m発

うっすらガスの切れ間に別山乗越。それ以上は晴れそうにない

ステップがついていたがアイゼンがあった方がよい

9:00一服剱2618m着。後立山もガスっぽい。前剱まで登ってきたパーティとすれ違う

平蔵谷からの大量のデブリが剱沢を埋める

前剱のコルまでおりて

9:19ドロップ。クラストしてるが、うっすら新雪もありまあまあ滑れる斜面

ここは短いながら急斜面の連続

しかも下ほど勾配が増す

出合に近づくと新雪もなくなり、ガリガリでデコボコ。慣れてないと怖いところだ

10分もせずに剱沢へ

武蔵谷出合2180m

9:42別山乗越へ600m登り返し。昨日のと今のガリガリバーンで、疲労たまってきついなあ

途中で1回休憩し、11:23やっと別山乗越到着。強風、時折晴れ。でも基本ガスガス。雷鳥沢に泊まって温泉でゆっくりして明日下りましょうと提案。即採用

ならば電話で予約して、さっさと雷鳥沢スキーヤーズレフトへ11:50。最初ガチガチもまもなくほどよい雪質
 
しかもいかにも春山らしい天気の良さでぽかぽか陽気
 
剱沢とはまったく異次元
 
これぞ正しいゴールデンウイークだ
 
鬱憤を晴らすように大滑降
 
最高。黄砂もあり全然滑らないザクザクになったが、これこそ春スキーと歓喜
 
今日は早終いだが、雷鳥沢ヒュッテ2300mで骨休め
別山乗越を境に地獄と極楽。地獄も存在する室堂側が極楽だが。
雷鳥沢ヒュッテは1泊2食個室で、何故かGW割引9500円也とはお値打ち。しっかり疲労回復をはかって、明日のハイライト馬場島からゲートまでの林道歩きに備えたい
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