守門岳 パウダー地獄
2011/02/13(ワシ、ハッシー、新井)

パウダー連休最終日は西高東低日本海側大雪予報。それでも高気圧が南から張り出してきてるから上越方面にいけば昼からはまあまあかもしれない。だが連休最後で長野道の渋滞は避けたいし、せっかく大雪があるならまたもや守門だ。ところが一昨日の快適さとは大違いだった

昨日からずっと降り積もって一昨日よりもかなり増えた。今日も吹雪に近い。他に車なし

8:20出発。パウダーっぽい。昨日と違ってシールがよく効く。やはり雪にはこのくらい湿り気がないとね、などと軽口をたたいていられたのは出だしのみ

ラッセルで法面まで一汗かく。一昨日より天気は悪いが視界はきく

この頃から雪が相当重いことに気がつく。急な法面登りはめっちゃ苦労

沢中のラッセルは膝。先端が沈んだら絶対に持ち上がらない重い新雪に苦しむ。それでも時折青空も

9:40長峰林道近くの稜線にあがってもラッセルはつらい。風が強く吹雪く
 
保久礼の駐車場付近。がんがんと大きな粒の雪が吹きまくる。越後の山らしいなあ、と感心してる場合じゃない。天気としてはほぼ最悪だろう

だがこんなとこで下山しては来た意味がないので、10:30がんばって保久礼小屋。ラッセル交代要員が多かったので冬季通常ペースの2時間で着いた

一休みしてキビタキ上部までを目標にしラッセル登高再開。小柄でセミファットのハッシーには腿レベル。いかにスキーの先端を挙げたまま行くかのトレーニングだ

新雪部分は下と結合弱い。ストックをつくだけで小さなスラブがスパッと切れてくる。馬の背は慎重に

通過すると、最高に気持ちよい樹林帯の登りへ

ここのツリーランだけが楽しみだ。しかも天気が回復してきたようだ

11:17キビタキ小屋付近

11:27稜線がまた狭まる1050mにてハイクアップ終了。また猛烈に降ってきた。トレースが残ってるかどうかもわからないから時間的にも下るべきだろう

オヨヨ、全然滑らん。雪が多すぎ。こんな緩斜面じゃダメだ

スーパーファットではさすがに下りラッセルはないが、滑った感ゼロ。今日は何のために苦労したんかな〜

なんと二人のパーティが登ってきた。ワシらのラッセルに何度もえらく感謝していかれた。少しは他人のタメになったということか。良しとしよう

ということはワシらの下山路も確保されている可能性が高いということだ。やや安心。母川への斜面もずりずりとターンし
 
またまた積雪アップの保久礼小屋へ。12:08発
 
最後だけは林道ジェットコースターで12:55二分着
ほとんど筋トレだけの山スキー山行。考えてみればこんな経験は初めてではなかった。先月末のドカ雪の日にしょうがなく行った薬師スキー場でそうだった。1月の完全新雪なのに重くてラッセルも滑りも全然だった。ドカ雪の真っ最中には越後の山に入るもんじゃないね。この3日間同じ地域でめまぐるしく変化する雪質を味わった。越後の雪はやはり手強い。半世紀も暮らしているのに改めて実感させられた。爽快感で終われなかったのが残念だが次に生かそう
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