守門岳 二分から大岳1432m
2011/01/03(ワシ、ハッシー)
今日はホームゲレンデ守門へ。少雪なのでいつものルートを行けるのか、そしてちゃんと滑れるのか確信はない。しかしスキー三昧の正月休みを締めくくるのは県外とかではなくやはり地元のこの山にしておきたい | |
8:39 400m二分集落除雪終点発 9:23 580m林道から沢 9:48 630m稜線 10:08 705m長峰 10:33 760m保久礼小屋着 10:45 保久礼小屋発 11:33 1000mキビタキ小屋 12:10 1268m不動平 12:32 1432m大岳 12:45 大岳発 13:16〜27 保久礼小屋 14:42 二分着 |
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年末年始もほとんど積雪アップがなく今年は暖冬の新潟県だが、さすがにここは雪が多い。だが豪雪地の形容とはほど遠い |
今日は雪か曇り予報だが、どうみても降りそうに思えない。だいたい暖かい。中越地方は昼頃晴れ間もあるようだ。新潟ならこれくらいが絶好の山スキー日和と思えるが登山者はワシら含めて結局3名のみ。最初500mだけトレースあり、先行者は分かれて二口方面に行ったようだ |
後はワシらのみで足首程度の重めパウダーラッセル。少雪で心配していた第一関門の法面もちゃんと雪が付いている |
おかげで難なく登ったがその後はヤブがうるさく段差も多い |
急な法面登りは新雪だが正月の餅のような湿雪。雪崩ないだろう |
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45分で林道から沢の入り口 |
沢は完全には埋まっていない。ブリッジもあることはあるが、この先も何度か渡るのもリスキーと判断 |
左手を登って稜線にでる。ただし通常ルートでないので登りにくい斜面で、稜線に出てからも樹間が狭くけっこう時間を食う |
長峰からはいつもの林道をのんびりラッセル。完全パウダーとなり順調にすすむ |
2時間かかって保久礼小屋。ふだんの倍近くかかった |
小休憩してきつい急登ラッセルスタート。小屋のちょっと上まではヤブも隠れて快適バーン。ひたすら体力勝負の直登 |
厳しい登り20分ほどでようやく馬の背へ。一息ついて |
ラッセル交替。ハッシーも異常に速くおちおち休んでもいられない。ひーこら一歩一歩スキーをあげていく |
今日も雪予報だったが未明以降はまったく降雪なし |
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11:27保久礼から45分ほどでキビタキ小屋。やはり夏の倍はかかる |
キビタキより上部は絶好の滑降斜面だが、今日は非常にヤブが濃い。展望がないとラッセルの疲労度も2割り増し |
冬山はともかく体力だと実感。久々きつい登りっす |
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それでも徐々に傾斜がゆるみようやく樹林帯を抜けた。12:10不動平からはラッセルも格段に浅くなる。当初はそこでやめて滑降を楽しもうというつもりだったが、天候の悪化もなく |
また稜線もアイスバーンにならず風もほとんどない。視界は悪いがGPSがあるならルートを迷うこともない。去年ハード夏山を続けたおかげで体力にも不安はない。このままノンストップで登頂だ |
視界がいよいよ悪くなり、広くて緩傾斜の稜線はトップだとどっちに進めばよいかわからない。GPSで確認し指示を与える |
12:32そしてようやく大岳登頂。4時間かかった。時間的には短いが今までの守門ではもっとも疲れた |
雪庇に注意。ここまででやめておいて登りすぎないことだ |
1月はじめの守門に登れるとは。想定外のうれしい登頂だ |
もうちょっとで晴れそうな感じもしたが寒いので12:45滑降開始 |
稜線沿いにトレースを見失わないようにゆっくり行こうと思ったが |
なんと晴れてきた |
視界もそれほど悪くなく滑るには問題なし。何よりもこれ以上ないと思われる絶品パウダーの貸し切り無木立バーン。不動平まで思い切り滑り跳ねまくる。本日最上の一本だった |
不動平から下は斜度が増しブッシュが出てきて自然のウエーブもトリッキーで愉快 |
そして楽しいツリーランだ。いつもと違ってヤブが目立つ |
今日もまたヤブスキー |
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完全パウダーだからヤブもまた楽し。テクニカルに小回りでヤブをすり抜ける |
最後保久礼小屋上部だけはオープンバーンを存分にサーフィン。雪質も素晴らしいまま |
13:16保久礼小屋。ここでメインディッシュはおしまい。今日は最高に楽しかった。苦労した甲斐があったというもの |
飯を食った後、小屋からシールで登り返す。山は最後まで姿を見せず。林道ジェットコースターで長峰下まで一気に5分で直行。そのあとも登路を忠実に下る |
14:25最後に法面大滑降も楽しむ。40度はあるかね |
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そういえば子供の頃はこういう危うい急斜面を見つけては滑って遊んでたもんだ。成長ないなあ |
今日は誰にも会わず完全貸し切り。よい正月をありがとうございました |
二分までまもなく |
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