鑓ヶ岳〜杓子沢〜長走沢滑降編
2011/05/15
中央ルンゼに続き二年連続鑓ヶ岳山頂滑降 | |
13:50ドロップ。フィルムクラスト。硬めだが雪質は埋まりすぎもせず楽勝だが、いかんせん、その先45度以上の斜面には雪がついていない。ジャンプターンしながら右方向へと逃げる |
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シチュエーションは最高だけどね、滑り自体より滑りつつルートを探るのに必死であんまり余裕ない |
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雪面自体がそもそも薄い。去年より全然少ない。滑降できるのは今日が最後かも |
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山頂滑降にこだわらなければちょっと稜線を下って左手斜面を滑るのが最も快適だろう |
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しかしもう戻れないワシらは、島の合間の急で狭い雪を拾いながら慎重に降りていくしかない |
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それにしても急だね。50度近くあるようだ |
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最後の狭窄部を一気に突っ切り超急斜面終了。板を外さず済んでよかった〜と歓喜の滑りが出る快適バーンへ着地 |
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ハッシーもムジナ沢特訓のおかげか、楽勝で通過 |
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おそらくこんな感じ(ミンゴ先生のブログより拝借し加工。貴重な写真感謝いたします) |
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こっちはホント快適そうだ。山頂下稜線からのバーン |
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杓子沢に出るまでは完全ザラメピステの楽しいだけの大斜面。バンバン行く |
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14:05杓子沢にシュプール2本 |
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ノドを過ぎると合流だ |
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そこからは最高の斜面・・ |
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素晴らしい・・・と思うのは実は写真だけ |
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いかにも快適そうなフラットバーンには小さな落石が多く、どうやっても避けきれないでガリガリ言わせてる。だんだん、というかすぐに滑るのが嫌になってくる。これがウワサの午後の杓子沢落石バーンだ |
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いまだ落ちてくる石にも当たることなく急斜面を通過すると、やや滑りやすくなる |
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第二ステージは終了。ヘルメットを外しめざすは樺平。左手の尾根 |
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トラバースして登り返しになる。ここから下の杓子沢はさらに汚れていて滑る気まったくしない |
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左手奥が鑓ヶ岳頂上 |
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14:35、2020mから双子尾根のコル、樺平2140mほどまで登り返し。これが最後、のんびり行こう |
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振り返りつつ |
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登りの最後で山頂がようやく見える。ほんのわずかの間で、その後岩に隠れてしまう。さようならありがとう |
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14:55コルに到着。やっと今日の登りをすべて完了 |
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ラストステージは滑り慣れた長走沢大滑降 |
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すでに満腹感ありもはや消化試合っぽいが、今日の中では斜面としては一番快適かもだ |
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いつも滑っているときよりデブリもクラックも全然目立たない |
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一気に猿倉台地へ600mを滑り降りる |
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小日向のコルには鑓温泉からとのシュプールだらけ。相変わらずパッとしないオビナタ君も今日は大人気だったようだ |
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台地からのツリーランも昨日の特訓が生きて、快適に15:22林道へ |
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猿倉荘直上までスキーをはいて。15:30充実のツアー終了 |
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日帰りだからこそ楽しさ3倍以上。たとえば白馬頂上に泊まり、朝雪がまだ硬い時に清水谷を滑ってもさほどおもしろいとは思えない。またコルから杓子沢だけ滑ってもたぶん不快感の方が上回りそうだ。そこに滑り込む鑓ヶ岳頂上稜線からのバーンが最高に良い。締めの長走沢は斜度もよく雪面もきれいで快適、だがあっという間。比較的危険箇所も少ない日帰り山スキー集大成コースのひとつと思う。一番の目的地清水谷源頭は誰もが言うとおり幻想的でもある素晴らしいところだが、すでに水流がかなりでてきており5月中旬までなのかな。快適に行くことができて本当によかった | |