大蔵山864m
2011/1/30(ワシ、ハッシー)

 大寒波の予報。朝の段階ですでに高速道とかあちこち通行止め。しかし昨夜猛吹雪だった新潟市は一夜明けるとすっかりと曇り空。ドカっと降るような気配がない。ならば交通リスクが高い遠出は避け、スキーが使えそうと前からにらんでいた大蔵山へラッセルを楽しみに行こう。だがいくら検索してみても滑れるのかどうかはわからない

除雪はいずみの里標高60mまで。7:38スキーで歩き出す。7:43駐車場通過。新潟市を出たときは強風だったのに全く無風。雪も降っておらず景色もよく見えて大雪警報というよりのどかささえ感じる

登山口まで20分かかった。沢の一本橋を渡り最大の急登から始まる
 
その後には法面急登もがんばって8:10林道140mに出る。階段コースがわからずにそのまましばらく8:20まで林道を進んでしまった。ここからちょっと戻るのだった
 
8:30階段コース入り口の登りが狭くて急。ワシは無理矢理スキーでブッシュを掴みよじ登ったが積雪もここは多くないのでツボ足のほうがいい
 
 
ほぼ夏道にそってたぶん昨日登ったワカン?トレースがうっすらと残っている。かなりの急斜面
 
8:49そしてようやく1合目(!)標高260m。とにかくここは1合目までが異常に長い
 
9:22稜線に到達し420m付近。ここからはだいたいは雪庇の心配ない広くて緩い登り。すばらしいブナ林の中、完全パウダーでシール登高が大変に心地よい
 
かなりの積雪を覚悟してきたが吹き溜まりでスネ程度、稜線上は足首程度の軽いラッセル。それでも先頭にたつ方がはるかに汗の量が多く、後続では風も強くないのに寒い
 
 
しかもまあまあの天気だ
 
展望もよくきく。だが菅名岳は見えず
 
9:47軽く急登で517mピークを越えると
 
平坦部分からすこし下る。そして次の登りもやや急登。やや樹間もひらき滑降が楽しみ
 
10:03標高600m
 
なだらかな登りを飛ばすと10:22標高700m。たぶん頂上はあそこだ。これから急登つづき
 
10:47ラッセルを交代しつついよいよラストの急斜面。がんばれ
 
細い木だけになり頂上の近さを感じる
 
10:52頂上の鐘に到着。地上5m以上の高さにある鐘だ
 
ついにやりました、うれしい厳冬期大蔵山。視界なし風あり。すこぶる寒い。なぜならシェルの下はファイントラックの下着に速乾性肌着しかつけてなかったからだった
 
一瞬の展望
 
さっさと下山だ。パウダーは重め
 
樹間もそう広いとはいえず快適バーンとは言い難い
 
 
しかしそんなことは関係ない。今日は登山に来たのだから。滑りはオマケ
 
この木々の間をどう滑ろうかと
 
滑りながら考えるのだ
 
なだらかな稜線をはずれ1合目から下。ここからが密林急斜面。本日のハイライト(?)
 
よし、ここを下るぞ。めちゃ狭すぎませんか
 
 
でも滑るしかないのだよ。滑りルートファインディングで意外とこの斜面は楽しめた
 
林道へドスン着地。12:09
 
最後の楽しみ法面まっさらパウダー!!だけどたった3ターン。満足とす。最も急で細い登山道を無理矢理滑り降り
 
最後のこの橋でのみスキーを外した。12:35車着
 
今日は他には誰も登ってこなかった。ブナ林が素晴らしい。普通にはワカンで登る山であろうが新雪期はスキーの方が速いだろう。だけどたぶんたいがいの人はおもしろいと思っては滑って降りてこられないだろうな
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