黒姫山2053m
2011/03/27(ワシ、ハッシー、新井)

新潟の上越までは猛吹雪。まもなく4月とは信じがたい異常低温。かなりの新雪は間違いないが久々の山スキーで新潟の重雪ラッセルは勘弁。晴れ予報もある長野へ

7:45戸隠大橋発。やはり新潟からは信じられない青空。他には車なし

今日は完全ラッセルだ。軽い雪に歩は進む
 
一汗かくがすぐに冷える。真冬の気温。だが徐々に陽がさす時間もふえ風も弱くなってきた。稜線までまもなく
 
12月末には猛烈なヤブで苦労した最後の登りもこの積雪だと本当に快適斜面だ
 
高妻山も晴れてきた。10:30外輪山稜線1900mに到達
 
ここから稜線をあの山頂まで。積雪があって氷結していないが細かな凸凹とヤブがあってすんなりとは行くことができない
 
御巣鷹山の方が山頂よりも高く見える。11:00 1998m通過
 
今日の目標は山頂から七ッ池にまっすぐ落ちるあのライン。高低差約200m
 
そこそこ天気もよくなってきたが稜線歩きがなかなかつらい
 
気合いをいれて登り切る
 
戸隠山がよくみえる
 
11:25いよいよ頂上へ最後の登り
 
随分と遠くに見えたが登りはじめたらあっという間、11:45登頂。大橋からジャスト4時間
 
腹ごしらえしたらいよいよ七ッ池へ滑降。堅い底の上に結構な新雪だが軽く滑った感じでは雪崩れる心配はなさそう
 
妙高もときおり見える
 
まったくスラフが流れることなく、引っかかりも底も感じることのない完全に近いパウダー
 
思った通り素晴らしいバーン
 
ただし狭いから本当に快適なのは限定4名までだろう
 
ハッシーにもトップを行ってもらいます
 
嫌なこともすべて忘れる瞬間だ
 
 
12:14七ッ池から振り返るシュプール。何度見ても素晴らしいバーン
 
さて帰るためには外輪山1900mまでゆるりと登り返し

展望がよければこのあたりの散策もとても気持ちよい
 
山頂とシュプールを振り返る
 
12:32
 
すこし踏ん張って登り切り、13:02外輪山着
 
稜線直下はオープンバーンが広がる
 
13:19駐車場までの一気滑降開始。新雪表面が軽くクラストしてよく滑る
 
このコース名物のウエーブ滑走。段差手前でしっかり雪面をインスペクションし即座にコース選択しないとワナに嵌ってコケる
 
しかしそれもまたここの魅力なのだ
 
最後はやや重くモナカっぽくもなったが、充分に滑れたので久々完璧のスキー行に満足した
 
13:50車に着いたらけっこうな降雪となり山はガスに包まれる。念願の黒姫山頂滑降が素晴らしいパウダーの中で実現できた。ひとときでも山に完全に戻れたように思えた
現地にも行ってきた。避難者も多くこちらに見えられた。物資が自由に手に入らない中を、今でも不眠不休で働く医師や作業員のことを思うとやりきれない気持ちになる。それでも日にちがたてば再生にむけ少しずつでも進んできている。自分自身の元気を取り戻し日常をしっかり生きることが大事だ
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