室堂 浄土山2831m
2011/05/21(ワシ、ハッシー)

 今の時期しっかり滑るとすると時間と手間と、金が必要だ。それでも天気がダメならもう打つ手はない。停滞前線が徐々に南下してきて明日は滑れそうなエリアはどこもアウト。雨雲の上に出るかもという一縷の望みというか奇跡を求め立山へ。ライブで見ると朝は完全ガスだったが、昼前から雲が切れ始めている。明日はほぼダメだから今日しかないかも。急ぐぞ。午前中新潟でしっかり仕事して、午後から立山スキー。うーん、なんというゴージャスさ(そうかなあ)

15時のケーブルに楽勝で間に合いアルペンルート。下界の曇りとは打って変わってこの天気。やはり来て良かった。大日岳の大斜面にそそられ、明日万一晴れたら絶対ここを降りてこようと決める
 
剣もずいぶんと黒くなっていた
 
室堂2430m着。さてどこでもまだまだ滑れるがどこがいいか。一ノ越ではあまりに凡庸、国見岳もあっという間っぽいし
 
ひときわ目立つ浄土山へ。ちょうど登り1時間くらい。だがシールで登り切るにはかなり急そう
 
 
このルンゼが一番急らしいがあっという間。時間があれば覗いてみよう
 
ひたすら急登のトラバース。表面ややクラスト。滑落しても止まりそうな雪質だが高度感がある。恐怖感と夏バテで遅れるハッシー。今週ずっと暑かったし今日はさらに暑かった。今週の(土曜恒例の)試練だ
 
16:55切り返しの2700m地点。さらに急になり普通はアイゼンだが履き替えてる時間はないのだ
 
一ノ越も眼下に。だんだんとガスってきた
 
もう少しで急登終了だ。何度かずり落ち転ぶが自力で一歩一歩いくしかない
 
ようやく登り切り浄土山17:20。ガスっていて本当の頂上と間違えてしまったが、確かめてるような余裕もなく、さっさと滑走準備して出発。午前中のようにまったく視界がなくなってはスキーどころではなくなるから
 
まだ普通に視界もきき、いいザラメ斜面を楽しく滑走
 
素晴らしい大斜面だ
 
 
400mほどだったがガッチリ滑った感あり。午後からならこんなんでOKでしょう。ボーダーばかりの室堂山荘に駆け込む
      
翌朝、奇跡はおこらず。待機してる新井先生に中止を伝え、強烈な風雨のなか始発バスにて下山 
    
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