昼闇山1841m 焼山北面台地経由
2011/04/10(ワシ、ハッシー)
一ノ倉川へ |
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焼山北面台地詣。春スキーに年に一回は行っておきたい。ただ北面台地だけじゃ滑りにバリエーションがなくさすがに飽きてきたので今年は昼闇へと回ってみることに。クラシカルな昼闇谷や北面台地という超メジャーコースに隠れた素晴らしいゲレンデがまだまだここには多い | |
6:00笹倉温泉450m発。かつてない残雪量。橋も1mほど雪が途絶えていただけ |
6:48九十九折り上で現れる今日のターゲット。一番右のピラミッドから正面に落ちる斜面だ。成功した後ここからシュプールが見えるはずだが、ここには戻ってこられないのが残念なところ |
新雪はまったくなく雪は硬くしまりぐいぐいといつものトレーニングペースで歩き、意外と早く7:32アマナ平着 |
8:00そしていよいよ北面台地 |
やはりこの景色。体力があるうち、来られるうちには年に一度は来て味わいたい大展望 |
ハイペースのせいか暑さのせいか、ハッシー遅れ気味。この単調な登りがおそらくもっともきついところ。ワシは先週の長岡で牧場登り特訓(?)で精神的に慣れていた。8:44大曲の手前1490mで10分休憩 |
高松山も雪が多く、尾根滑りでも充分に楽しめそうだ |
大曲から右手に斜登高し谷をひとつ越えなくてはならない |
今日は火打方面に1名チャレンジしてる |
あとは頂上をねらうテレマーカー1名。今日はガッチガチバーンでどちらも山頂滑降は厳しそうだな |
谷へ渡るため雪庇の張り出しの少ないところへと探索しながら登ってきたが、雪庇どころか急すぎて雪がついてない。9:40、気がつけばシール限界近くの1870mまで登っちゃったぞ。まあ試練と思って登ってきてちょうだい。情報を間違えたか? |
帰りは高松山経由でというテレマーカー氏。聞いたら1600mあたりが渡れますよとのこと。あれま。登りすぎ、っていうかこんなとこまで登ったならば日帰りならあとは滑って帰っても北面台地に行ってきましたと言っても許される段階だろう |
眼下にみえる昼闇山。えらい遠回りした感 |
いや、北面台地もしっかり楽しもう |
確かにあのブッシュの切れ間が下りられそう |
ともあれ昼闇へ稜線とりつきまでは標高差300mもある大斜面。9:53発、まずは一滑り。ガチガチで横滑り多用。でも結構エッジも効いて楽しめた |
よしここだ。1750m地点。結局ほぼ夏道ってことか |
ただしここもかなり急な硬いバーンで緊張はした |
雪庇崩落に気をつけボウルの中を快適滑降 |
そして1570mで何とか谷を乗り越える。「火打山の風」によるとここ以外は渡れないと |
ちょっと角度が変わった焼山。右手に坊々抱岩が現れる |
トラバースして10:12昼闇山へとつづく稜線への登り口1560mへようやくと。急登にそなえエナジー補給し10:23発。この100mが雪もくさってきて登りづらい |
10:53疲れがかなり出てきたがなんとか1730mに立つ |
ここにくれば左手昼闇山頂は遠くにみえるが、ほとんど平坦な稜線漫歩だからまもなくだろう |
縦走路は広い。大斜面トラバース。左には雨飾とバックに後立山連峰 |
金山方面。どこもかしこも滑りまくりたい斜面ばかり |
順調に歩はすすみ山頂と今日のターゲットバーンが。比較的きれいだ |
振り返るといつも焼と火打の大展望。なんとも贅沢な縦走 |
11:18 1787mピークをこえ |
下りもあり |
頂上へ最後だけ急登すこし |
11:43昼闇山登頂。今日は疲れました。山頂に笑顔で待ち受けていたのはなんとEVA父さん。やっぱりお会いしましたね。なんとなく今日あたりはこっち方面と思っていたのです |
EVA父さんはワシらより30分ほど遅くに焼山温泉を出発し昼闇谷から登ってきていたが、こちらはアイゼン必要。谷はかなりデブリや亀裂で荒れているようだ |
山頂から滑らんとするEVA父さん。超急斜面、硬いバーン、下にはブッシュに亀裂と今日は最悪に近い条件。ワシも条件良ければと狙ってはいたが。頑張って気をつけてください |
ガリガリです。むーん、この雪ではホント厳しいなあ。見ててマジで怖くなっちゃいました |
安全地帯におりたつEVA父さん。すごいです。よかったよかった。また会える日までお互い気をつけて元気にいきましょう |
頂上には他にも数名いたがほとんどは昼闇谷滑降をさけていったようだ。最後になったワシらも12:28出発 |
一ノ倉川へのドロップポイント、北東1810mほどのピークへと |
12:38ドロップ |
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雪質は問題なく楽しい大滑降。まもなくデブリ帯に。大きな溝がゲレンデを分断。立ち止まるのは怖いので、かなり滑りおりてやっとシャッターを押してるためここではそれほどデブリは目立たない |
重いが新雪で楽しい |
それにしてもなんという大斜面 |
他のコースがメジャーすぎて目立たないが、一ノ倉川は広大な素晴らしいコースである。対面にある高松山からの木立のある斜面もさらに楽しそう |
快適斜度の斜面がしばらく続き |
モナカ以外ならばこの時期は雪に関係なく楽しい |
地図上では相当険悪っぽいゴルジュも情報通り右岸は確かにまったく問題ない |
1カ所だけこんなデブリ帯が。暖かさでこの日もブロックはまだまだ落ちてきていた |
とくに難なく通過 |
13:30滑降終点の新田山への登り口780mに。稜線から約1時間の一気滑降でした |
ひと休みしてコル850mへ登り返し10分 |
コルからみた高松山から昼闇への稜線。今日のシュプールがなんとか見える |
新田山からもスキー場のようなとっても楽しいバーン。雪質がよければ最高のところだ |
一気に滑りおりたら林道滑走 |
途中から笹倉温泉へ |
よい子は真似しちゃダメのショートカットにて無事帰着。笹倉温泉に浸かりながら、いよいよ春山オープンだなあと、久々にゆったりとした心地よさに包まれた |
結局この日の一ノ倉川はこのエリアでもっとも人が集中したコースだったようだ |