東谷山1534m
2011/2/12(ワシ、ハッシー)
連休二日目は日中低気圧が通過し猛烈に発達して夜には完全冬型。南にも低気圧があって典型的ではないが、湯沢なら擬似好天もありうるので低気圧が来る前に速攻で行って昼には下山してこよう

8:14雪がちらつく二居810mから出発。なんじゃ?今日の雪は。カラッカラのドライパウダーで底はガチガチ。全然シールが効かない。そりゃ困るぜよ

送電線の切り通しから入り込みしばらく登る。ときどきずるっと滑ってしまうから急登ができずかなり体力と時間をロスしそうだ

なので遊歩道に合流してそれにそってゆるゆる高度をあげていく。なんと思ったとおり晴れてきた

8:54東屋のある二居峠1020mに

松手山から平標。まさか今日展望がえられるとは

次の目標は鉄塔だ。北側はヤブが濃く安全地帯の広くなさそうな稜線を気を遣いながら行く。ツボ足ならともかくスキーをつけたまま行くのはかなり難儀な狭いところをブッシュを頼りに這い上がる
 

ところがシールが本格的に効かない

段差が随所にあり新雪の下はガチガチなので乗り越えるのが大変。クトーも焼け石に水

9:56まだまだ頂上は先か。天候悪化へのカウントダウンが迫る中、こんな密なヤブと雪質とちんたら登りでは絶望的になってくる。滑りは最悪斜滑降でもしょうがないか

後悔してももう後には引けない。去年滑った時のことを信じ休まず登り続ける。1300mをこえ頂上近くになるにつれなだらかで広い稜線となる。底はなくなるがシールは効かない10:33
 

これを登り切ればもう頂上だ。すでに展望はなくなり吹雪の様相

11:10ころ登頂。急いで支度して11:20滑降開始。そのため山頂写真もとれず、また低温によるバッテリー不良と誤操作のためGPS(ガーミンDakota)のトラックデータがふっとんでしまった。初めての経験。電池を入れ替え暖めて復活し安心

頂上の肩からいかにも滑ってくれという疎林帯が開け、北西斜面に入り込む。おおー素晴らしい

稜線の雪はなんだったのかという完全底なしパウダー。それよりもかなりの急傾斜連続が最高。400m強、一気に落ちていく

全然ヤブもなく、快適すぎる林間コースはこんな急なのに雪崩れることもない

どこまでもスプレイ
 

オープンバーンよりツリーランのほうが絶対楽しいよね

だいぶ下ってきた。ヤブは滑るのに全然邪魔にならない

沢状になった変形地形もあるが滑りを止める必要なく降りてこれる。徐々に緩斜面だがパウダー維持でよく滑る

たぶん昨日こちら側から登って降りてるボーダーのトレースをたどると遊歩道から国道に。ここから国道にどうやって出るのかが事前にわからず不安だったが、立体交差で道が通っている

国道をくぐり抜けたところ。林道を滑降。最後までスキーで滑れるのだ。でかいカモシカに遭遇

12:00段差もわずかで国道に降り立つ。貝掛温泉バス停へは3分。12:38のバスで二居にもどる。運賃190円+スキー代100円。登りの大変な苦労にもお釣りが出る大満足のツアーだった
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