浅草岳1586m
2011/06/09(ワシ、ハッシー)
浅草岳の北面にはまだ結構雪渓が残っているようだ。誰も滑らないだろう時期に一度は滑ってみたいと思い込んでしまったら、もうやってみるまで気持ちが収まらない。でも休日とかに今の時期スキーを担いでいったら多くのハイカーらの質問攻めに疲れてしまう。車道も登山道も山頂までの距離は何十里も遠いが、平日午後からしかない。

延々2時間、六十里越えて入叶津登山口450m。真夏の暑さだ。虫除け対策をして13:06発

だが新潟近辺の山とは思えないほどとても道がよいところで登りやすい。虫も多くはない。13:42山の神という稜線770mに難なく到達。単に夏山ならこんな気持ちよい山はないってくらい

そこから道は稜線を少し進み、土砂崩れのためか荒れた急登へと。暑さとスキーが鬱陶しくなる。単独の下山者とすれ違いスキーですかと怪訝な顔で聞かれる

ここ一番のつらい登りだが今日は長丁場、スピードをゆるめることなく試練の登りを終え14:10平石山の道標1035m

広い稜線の緩い登りとなり飛ばせるが、時々雪渓がでてきて道に迷いやすい。しかもトレランシューズだとけっこう歩きにくい

14:30沼の平分岐1077mでひと休み。遠くに山頂が見えた。見ない方がマシの絶望的な距離感

すだれ岩付近、片方だけが切り立つ稜線で緊張感なし。田子倉ダム側の展望が開ける

山深いところだ

15時前、1250mをこえてからやっと雪が連続。しかしヤブもうるさい

山頂がぐんと近づいた15:18、1380m。ここから右手へ避難小屋跡へとヤブをかき分ける

大雪渓が広がる

1400m小屋跡15:29

緩い雪渓登りだが滑り止めがないと歩きにくく、さすがに疲れもでてきた。もうじきだ

15:44ようやく雪渓上端

スキーをデポし頂上へ急ごう

15:49登頂。やっとやっとやりました。今シーズン三度目、いずれも午後から別々のコースの挑戦だったが、もっとも長いコースから初めて山頂を踏めた
 
今にも崩れそうな雲行きだったがまったく降らず申し分ない展望
 
前岳。あっちゃん返り咲き
 
さて天気が崩れないうちにさっさと滑降だ16:04。硬くてガタガタだが鳥海山を思わせる広いバーンは気持ちよい
 
緩斜面だがスキーがよく走る。でも凹凸がひどくなり快適とはいえない
 
 
標高差約300mを滑り、浅草岳スキーは完全終了16:30
 
17:55駐車場着。雨が落ちてくる直前、夕暮れよりも全然前に着いた。まもなく夏至
 
実際に登りはじめてからまさか登頂できるとは思えなかった。またいつかなんてない、今日しかないと思いながら登ったが、単独だったらモチベーション維持できなかったかも。やればできるもんだな。好き好んでまでもないが、今年の自分にある山への激しい情熱がないとできないだろうな。ともかくようやくこれで決着がついたので、今季の守門浅草方面スキーは終了だ
inserted by FC2 system