燕岳〜大天井岳2922m日帰り
2010/8/15(ワシ、ハッシー)

今年の盆休みは大はずれ。この時期は台風もあり天候判断は難しく、どの山に行くかはいつも直前まで決められない。長野あたりはなんとか晴れ予報だったが登山口は14日夜中から豪雨。出発時から雨だったら迷わずパスだ。展望のない夏山には何もおもしろみもない。15日は少しは回復するか。以前から考えていた表銀座コース途中までの展望日帰り山行。それほど執着のプランではなかったがこの際最後の休日なので一矢報いるため雨さえ降ってなければ早朝から登ってこよう。中房の市営駐車場に移動。がら空き。仮眠をとって出発

3:52 サンライズも遅くなった。涼しいうちに登ろうとするとヘッドランプが必要となる

4:17 北アルプス三大急登。1670m第一ベンチ

4:34 後から男性ひとりだけ追い抜かれた。後のこともあるのでここで焦らずペースはゆっくりめに。1840m第二ベンチ

4:54 2000m第三ベンチ。ベンチ以外は確かに急登。この次には富士見ベンチというのがある

5:30 1時間40分で2363m誰もいない合戦小屋。無料トイレを借りる

荷揚げ用ゴンドラ。冷やしスイカを運んで来るのだろう

期待も裏切られ見上げる稜線はまったくのガスらしい

緩斜面となり歩きは楽

6:08登山口より2時間16分で燕山荘着

テントもいっぱいだが昨日は雨で大変だったろうな

とりあえず燕山頂へいってこよう。風が強く寒い。体感気温は10℃以下だが濡れるような雨でないだけよいか

20分ほどで山頂

展望なし

渋滞登山道を燕山荘へ戻って、はてどうするか?まだ7時過ぎ。展望のない夏山は意味がないとはいえ、ここで下山では初心者の普通登山になってしまう。せっかく遠出してきた意味がない。やはり当初の予定どおり大天井まで行くことを決意。7:17発。ゆるい下り道をすすむ。風が強く汗が冷え手がかじかむ。早く登りになって暖まりたい

晴れていれば燕岳山頂から大天井へ、稜線遙かなり

7:55大下り。大下りという名前ほどなく全然下り度は低い。めざす大天井はまったくガスの中

鞍部から登るとまたほぼ平坦道路。絶好のトレランコースだが本日は走る輩はまったく見かけない。ワシらは銀ブラだ・・・と言えるかどうかの人もまばらな銀座通り

ガスが一瞬晴れてうっすら大天井の頂上があらわれた。あっという間に消えた

8:38唯一の鎖場をおりいよいよ最終ステップの登り。登り途中で道は分岐し、右を巻くようにいくと槍へとつづく喜作新道

降りたところに喜作レリーフ 8:39

8:45喜作新道から左手に分かれ急登を頂上へ向かう。まだまだぐいぐい行ける快適な登り

8:59大天荘着。無料トイレを借りる

最後頂上へは10分の登りだ

やっぱり展望なし

とりあえず今日のゴール。燕山荘からは1時間50分ほど

一瞬だけガスが晴れ、喜作新道、西岳への稜線が見えたが槍は見られず。超残念

東天井〜常念方面への稜線

また延々と来た道を忠実に帰る。しかし下りが多めではある

10:52蛙岩付近の道

最後燕山荘へ緩い登り道が続く

復路は1時間43分。休憩を考慮するとほとんど往路と同タイム

待ってても晴れそうにない

11:21早々に下山。一目散に走って1時間25分で登山口に。さすが銀座、北アルプス初心者向けの山。大変登りやすく下りやすい道でした。ただし渋滞あり

ハッシー撮影
3:52 1460m中房温泉登山口
5:30 2380m合戦小屋
6:08 2704m燕山荘
6:33 2763m燕岳
7:17 燕山荘発
8:58 2870m大天荘
9:10〜9:27 2922m大天井岳
11:10〜11:21 燕山荘
12:46 中房温泉
登ってみて感じたけど大天井はなかなか普通には立ち寄りにくそうな山だ。表銀座コースは行ったことあるがたぶん大天井には登らなかった気がする。ということは今回初登頂だった。存在感があるしっかりと大きな山で、なによりも銀座界隈にかかわらず静かでいいところだ。展望がなかったのが本当に悔やまれる。沿面距離23km
追記:後日発見された記録をみると1985年7月31日に中房温泉から入山しその日に大天荘で幕営、翌日南岳、ゆっくり行程で8月3日になって奧穂山荘、8月4日にジャンダルムをこえて西穂から上高地へと下山していた

大天荘HPギャラリーより
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