巻機山
2010/12/05
久々ソロで登山。ところがしばらくちゃんとした山登りから遠ざかっていたせいか風邪も治りきらず体調今いち。でも12月だから完全冬山。そんな調子でソロでは無理はできない。ちょうど上中越地方の方が天気がいいらしいから、ここはお気楽ホームゲレンデ巻機山でスキーができそうか偵察がてら一汗かいてくるか。山登りが風邪には一番効くしね。ただ装備もあんまり持って行かず無理しないで行けるとこまでの「偵察」。のんびりと休みながら登ることにしよう。 | |
新潟市はどんよりだったのにものすごいいい天気。桜坂には3台ほど。よかったラッセルしなくて済みそう。8:14発 |
井戸の壁も雪はあるが積もっているとはいえない。実際帰りには道の上はまったく消えていた |
5合目の稜線からやや雪が増えてきた。今日はかんじきもアイゼンももってきてない。ラッセルしてまで登頂するモチベーションがなかったから |
けっこう雪はあるようにみえるが絶対にスキーでは歩くことはできないだろう。完全パウダーでもったいないけど |
6合目で学生らしき4人パーティに追いつく。あらら。この辺から完全雪道で先にはまだ数人のスノーシュー跡がついてはいるが、また追いつきたくないな。ツボ足ラッセルは勘弁だからそうなったら引き返す |
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途中でおばさんを追い越す。10時すぎに7合目着。仲間の男性二人がおばさんを待って休んでいた。今年は雪が少ないですねえなどと話をしながら、かんじきないのかい?貸してやるからラッセルがんばってよといわれたが、まだあとひとり先行者がいてスノーシュー跡あり。ならばツボ足のまま行けるだけ行きますよと先に出る |
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たまに踏み抜くこともあるけれどそんなに深い雪ではない。ただストックのバスケットは新雪用にすべきだった。もろ夏山用で全然役立たず |
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ラッセルよりも7合目からニセ巻機へは凍結が問題。今日は心配なくむしろ堅い雪面が登りやすい。軽滑り止めも不要 |
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10:43あまり疲れることもなく30分ほどでニセ巻機を登る。一気に頂上斜面がひろがる。もう登頂するしかないでしょ |
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ニセ巻機を振り返る。小屋までの下りも雪の付きが悪くけっこう凍結するんだね。滑落したら結構おちてしまうから吹雪のときなど要注意 |
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頂上までまもなく。やや?先行者だ。ラッセルには感謝だが、バリバリクソ頑固な山オヤジだったらどうしよう。ワシが12月の山にかんじきも持って来てないなんてわかったらなんて言われることか。さっきの7合目のオヤジでさえ怪訝な顔だったしな |
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おお、なんとスノーブレード。よかった〜!変態だ(失敬) |
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ちわ〜、ありがとうございます。私もスキー持ってこようとしたんですよと同類であることを訴えたところ、意外と雪ありますねえと言って無理矢理ヤブ滑降していった。榛名仙人というらしい |
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そうだな・・、意外とある・・かな?でもそもそもスキーを持ってきておいてそう見えるかな?まだそこまで変態に徹しきれないワシ・・ |
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池にも片足突っ込みそうになったけど基本堅いバーンになりぐいぐい登っていく |
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樹氷もきれいだ |
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ちょうど3時間で登頂。予定通り |
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誰もいないのでセルフで。なるほどこんな農作業の合間をみて来たような秋山スタイルでは怪訝な顔されるわけだ。でも今日は天気絶対いいんだもんね |
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越後三山 |
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オカメノゾキの向こうに駒ヶ岳。風も雲もなく穏やかな年末の山頂から、今年もっとも激しかった山を思いかえす |
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こちら荒沢から中ノ岳。それにしても真冬なのにこんな奇跡のようにすばらしい天気の日にたった独りで山頂にいられる幸せ。たとえ巻機であろうが剣岳であろうが権現堂山であろうがきっと大満足だ |
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見るもの見たしサングラスも日焼け止めも持ってきていないからさっさと下山。11:23発 |
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ニセ巻機の登りで学生パーティとすれ違う。皆アイゼンとピッケルで完全装備。さすが・・ |
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でも今日はもう暑いんだよね。春山なんてもんじゃない。もちろん雪はほとんどぐしゃぐしゃでアイゼン可哀想です。5合目までは雪のおかげで快適に下山、12:57桜坂着 |
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